Jebaoの水流ポンプを追加して、ようやくSPS(ミドリイシ)の飼育を開始
先日ブログのブログでも書いたとおり、ひとまず硝酸塩、リン酸塩、KH についてはSPS飼育のギリギリのラインをクリアできたのではないかと判断しました。
後はもうとりあえず飼ってみて、試行錯誤していくしかないなということで、ようやくSPSの購入に踏み切りました。
SPS購入の前に水流ポンプ(Jebao SLW-20) を購入
うちの水槽では、以前からフォルスの WMP4000RSという水流ポンプを使っています。
この水流ポンプ自体はJebaoのもので、OMEというのかな、日本で使うのに適したような形?で多少カスタマイズして販売されているのがこの製品だと聞いたことがありますし、実際コントローラーにもJebaoの文字が入っています。
私がこのポンプを購入したのは水槽を始めて間もない頃だったので、よくわからずCharmで購入してしまいましたが、Jebao の水流ポンプ自体はヤフオクで断然安い価格で売られているので、ヤフオクで買っておけば良かったなと後悔しています。(ただ、あまり詳しくないですが、たぶん製品保証とかの観点ではヤフオクよりは良いはず)
で、この水流ポンプなのですが、もともと水槽サイズに対してギリギリのスペックだったのですが、1年くらい経って流量が減ってきた印象があり、今となっては物足りない水流になっているように感じます。
掃除すると多少復活はするのですが、コケが生えてきてしまうとまた弱くなってしまうので、経年劣化的なものなのかもしれません。
SPSは強い水流が必要という説明をよく見るので、現状の水流では不足するだろうと思い、水流ポンプを追加することにしました。
そして購入したのが、こちらの Jebao SLW-20 という水流ポンプ。

今回はヤフオクで購入しました。9000円くらいだったかな。
中身はこんな感じ。スペックとかは私よくわからないので、ヤフオクで確認していただければと思います。

コントローラーはモノトーンで落ち着いた感じになっています
この SLW-20 という水流ポンプですが、よくあるJebaoの水流ポンプ(もともと使っている WMP4000RS のような形状の水流ポンプ) のスリム設計版という位置づけのようで、ポンプの形状が違っており、でっかい扇風機というか換気扇というか、そういった形状になっています。
他にも、角度の調整の仕方が違っています。
簡単にSLW-20の形状を紹介すると、ポンプ本体と水槽の内側の磁石、そして外側の磁石で構成されています。

これが箱開けたときの状態なのですが、この構成の場合は水流ポンプに角度をつけることができません。
しかし、実は↓の写真のクレーターのような形状のゴム製のカバーが付属していまして、水槽内側の磁石にこのカバーを装着すると角度をつけることができるようになります。


プロペラ部分のカバーもプロペラ自体も簡単に外せるので、掃除等のメンテナンスはかなりしやすそうです。

実際に設置してみるとこんな感じなのですが、プロペラが大きいので正面から見るとなかなか存在感があります。
ただ、たしかによくある Jebao よりは薄い構造なので、省スペース性というのはたしかなようです。

今回設置した SLW-20 はこの水槽には若干オーバースペックなので、水流はかなり抑えめにしました。
それでも以前の水流よりはかなり強くなったので、最初はデトリタスが舞いましたが、水流はかなりいい感じになりました。

SLW-20の水流はレベル3で十分でした。
ちなみに、WMP-4000 の方も引き続き、隔離スペース側の水流ポンプとして使っています。
こちらにもポンプが無いと、デトリタスが隔離スペースにばかり溜まってしまうのですが、サイズ的にもちょうど良かったです。

これで水流も改善ができました。
それでは、いざSPS!!
初めてのSPSはウスコモンとミドリイシ
初めての SPS は @Coral Aquatic さんの通販で購入しました。

サンプルで vitalis のフレークタイプのエサが入っていました。

寒い日だったので、しっかり保温対策もしていただけていました。

さっそく袋を空けて、一応 Coral RX Pro で薬浴を済ませました。
サンゴを配置する場所を決めたら、今回もべっぴんサンゴのプラスチック縛弾で固定します。
プラスチック縛弾の使い方などは以前にもブログに書いたので良かったら読んでください。
そして設置したのがこちらの写真。
まずはピンクウスコモンです。
写真では微妙なピンク色に見えますが、実際は淡いきれいなピンク色をしています。


お次はミドリイシ。
ミドリイシは強い光が必要とよく聞くので、一番照明の当たりが良い、上部のど真ん中に設置しました。

水質と水流については改善できたと思うのですが、まだ不安要素のままなのが、照明です。
現状の照明としては、Grassy LeDio RX122c Coral を2つ使っています。
これもだいぶ前に後悔しましたが、なぜスポット照明(しかもUV無し)を2つも買ってしまったのか。
2つ買うくらいなら AI の PrimeHD が買えるくらいの値段になるので、最初からこっちを買っておけば良かったといつも思います。
と、話が少し逸れましたが、光量的にも、スペクトルの幅的にもSPS飼育にあたっては不足するのではないだろうかという懸念があるのですが、照明を買い換えるほどの財力も知識も無かったので、この装備でSPS飼育に臨みます。
水槽の全景はこんな感じ。
果たしてSPSはうちの水槽でも飼育できるのか。

3日目のミドリイシ
副題が3日目の時点で何かあったに違いがないと容易に想像できますが、そうです、問題発生です。
たったの1週間で根本が白くなってきている気が…
— ヨウスケ (@yowatana1987) December 13, 2019
硝酸塩もリン酸塩も数字は悪くないと思うし、水流もポンプ追加したんだけど、まだ早かったのかな?
他に何が必要なんだろうか🤔 pic.twitter.com/HCESwxF74l
こちらが3日目のミドリイシで、写真を見てもらうとわかると思うのですが、プラグを覆っていた共肉部分が真っ白になってきています。


上に伸びている部分は今の所大丈夫そう
まさか、たったの3日でダメになってきてしまうとは。。。ショックです。
すぐに硝酸塩とリン酸塩を計ってみましたが、特に問題はなし。
このままダメになってしまうのだろうと思ったのですが、幸いこれ以上白い部分は増えず、1ヶ月くらい経過した現在もあまり変わりはありません。
1ヶ月後の現在の写真はこちら。

プラグを覆う共肉も心なしか増えている。
白くなった共肉はそのままなのですが、白くなった部分からも蛍光グリーンのポリプは出たままなので、これはいわゆる白化とは違うのではないかと感じます。
しかも、3日目の写真と見比べてみると、プラグを覆う共肉部分が増えていて、プラグ全体が共肉に覆われるようになっていました。
ただし、増えた共肉も白いんですけどね。
白いけど成長してるということは死んでないってことですよね、きっと。

上には伸びていなそうですが、ひとまず1ヶ月は死なせずにすみました。
白いところが何なのか不明ではあるものの、ひとまず維持はできていそうです。
14日目のピンクウスコモンは白化
一方ピンクウスコモンはというと、一部が白くなってしまいました。

さらに1週間ほどすると、完全に共肉が無くなって骨格が露出してしまい、骨格部分に茶コケが生えてしまいました。こちらは完全なる白化です。

これはなんとなく原因がわかっていて、おそらく水流のせいだと思います。
というのも、入海させた当初からサンゴの粘液がこの白化した場所から伸びていたのですが、ピンクウスコモン付近の水流が弱く、この粘液が飛ばされずに付いたままでした。
SLW-20の角度を調整したところ、この辺りの水流も強くなって粘液が取れ、白化も止まったので、たぶん水流が弱すぎたのだろうと判断しました。
ただ、ピンクウスコモンについては全体的に色が抜けて来てしまっている印象があるので、この先が心配なところです。
この先どうなるか次第ですが、もしこのままダメになっていくようなら、ピンクウスコモンについては照明が適していないのかもしれません。
まだ飼育し始めて1ヶ月程度なのでこの先どうなるかわかりませんが、またしばらくしたら状況をまとめようと思います。